緑峰図書館
本と出合う。人と出会う。
本と出合う。人と出会う。
10月25日(木)に生徒12名、先生方5名に参加いただき、ビブリオバトルを開催しました。
今回は、小説・実用本・技術書・評論とバラエティに富んだビブリオ
となりました。H2手代さんの小説はアニメ化もされている物語で、
シリーズ出版されているそうです。読者も多く、内容に共感するような質疑も見られました。
E1加藤さんの読書本は、読んで欲しい対象を明確に
設定し、登場するキーワードを解説しながら本の内容を
ダイジェストにまとめ、わかりやすく伝えてくれました。
初めて耳にする人も多かった“ハーバリウム”に関する
本の紹介をしてくれたH2下村くんは、実際に自らが
製作した作品を見せながら、新しい花の世界を披露して
くれました。
今回のチャンプ本に選ばれた『環境問題はなぜウソが
まかり通るのか』を紹介してくれたE3北村くんは、
これまでも数回、発表者としてビブリオに登場しています。
その都度、オリジナリティー溢れる切り口で、周囲を引きつける発表をしてくれます。
北村くんは、今月18日に北海学園大学で行われる、全国高等学校ビブリオバトル2018北海道大会に参加予定です。会場も他の発表者も、いつもとは違う雰囲気ですが、ぜひ楽しんでもらいたいと思います。
誰かに自分の言葉で何かを伝えるということは、ちょっとしたことで、その内容や印象は大いに変化します。それが難しい部分でもあり、面白さなのだと思います。緑峰ビブリオで、伝えることを楽しんでくれる人がさらに増えることを願います。
7月24日(火)のビブリオバトルは、以前からご紹介していたように、7月17日の北海道みんなの日(道みんの日)にちなんで、北海道ゆかりの著者と物語を題材に計画していました。 残念ながら、当日予定していた発表者は全員揃いませんでしたが、特別発表として 森先生にご自身の著書『北海道羽幌地域におけるアンモナイト』をご紹介いただき、開催しました。
プロカメラマンを志望していた20代の頃の話に始まり、運命の虹色アンモナイトとの出会い、恩師と呼べる方々とのふれ合い、そして数々の爆笑遭難話…。
本の出版は、お世話になった多くの方々へのお礼行脚と位置づけていたと語った森先生。少年時代の自由研究での、発表する喜びが基礎にあると仰っていました。
ぜひ、図書館で手にとって見てください。
また、電気システム科1年生の加藤さんは『ほしのこ』を紹介してくれました。詩的な表現が多く、難しい作品だったかもしれませんが、北海道をテーマにし、さらに富良野にまつわる著者を選んで発表してくれました。
電気システム科3年生の北村くんは、司会進行をして
いましたが、発表者の欠席を知り、飛び入りで本の
紹介にも加わり、場を盛り上げくれました。
北の国からをはじめ、北海道を舞台にした小説や物語は
たくさんあります。ぜひ、自分たちの住む街にゆかりある
作品に触れて欲しいと思います。
◎次回のビブリオは8/30(火)の予定です。
7月3日(火)に電気システム科3年生10名、流通経済科3年生31名(大雨の影響で欠席者あり)による合同ビブリオバトルが行われました。白鳥先生が教科担任をされているクラスで、それぞれビブリオを積み重ねて代表の4名が発表を行いました。
チャンプ本は、流通経済科3年福井大祐さんの紹介した
「ホームレス中学生」でした。各クラスの代表ということもあり、4名の発表(鈴木くんは急遽発表者に)は、E3・D3の聴衆を大変楽しませてくれました。
正確にわかりやすく本の内容を伝える、というビブリオの基本を、真摯な姿勢で体現してくれた上野さん。急遽決まった発表者としての苦悩を楽しく織り交ぜながら、軽妙なトーク力で魅了した鈴木さん。聴衆を冒頭から巻き込み、一瞬でその場の空気をさらう技術を見せてくれた北村さん。
そして、チャンプ本を発表した福井さんは、多少緊張しながらも、選んだ本の魅力を自分の言葉でしっかりと伝えてくれました。そのための準備に誠実に取り組んでくれたのだろうと感じました。
今回の代表者だけではなく、数回にわたってクラス内で発表をし合ってきた各クラスのみなさんは、白鳥先生
の講評を受け、クラスメイトの評価を聞きながら、毎回少しずつ進化していくのが見て取れました。誰かに話
をして、何かを伝えるということは生きていく上で必要な技術です。自分を表現することが苦手な人も、回数
を重ねていけば、少しずつ思い通りに伝えることができるようになると思います。ネット経由の情報が当たり
前の現代ですが、この貴重な高校生活で、顔を見て意見を交換するという時間を大事にしていきましょう。
6月7日(木)に生徒12名、先生方5名に参加いただき、ビブリオバトルを開催しました。 飛び入りゲストとして、未来ラボの佐藤さんにも講評していただきました。 司会進行はI1 西﨑菜々子でした。
今回のチャンプ本は、電気システム科3年北村 澪央さんの紹介した「100万回生きたねこ」。
電気3年生が3名、流経3年生、電気1年生の5名の発表でした。初めての発表となる1年生は、ビブリオの基本である“本の内容をしっかりととらえ、自分の言葉で伝える”ということを丁寧に実践してくれました。真摯な姿が大変印象的でした。また、最近封切りになったばかりの映画の原作などがあり、質疑応答も楽しく盛り上がりました。
そんな中、久しぶりにビブリオに絵本が登場しました。
『100万回生きたねこ』
幼稚園や保育園、小学校…と読み聞かせなどで触れた人
も多いかと思います。世間に、その内容が広く知れ渡っ
ているような題材は、一般的に発表するのが難しいと言われています。オーディエンスが、その本に対してすでに感想を持っているからです。しかし、今回の
北村君は冒頭からみんなをすっかり引き込んでいました。
聞いていた人は自然と笑顔になり、自分の感想と比べたり
再度読み直したいと思ったのかもしれません。
◎次回のビブリオは7/24(火)の予定です。
『北海道みんなの日』にちなみ、北海道にゆかりのある
著者の作品から本を選び、発表してもらう予定です。
5月10日に生徒15名、先生方4名に参加いただき、ビブリオバトルを開催しました。 今年度初の実施でしたので、司会の図書局員が最初に簡単な緑峰ビブリオの紹介をして発表に進みました。司会進行は E3 北村澪央 でした。
今回のチャンプ本は、電気システム科1年 伊藤 柊二さんの紹介した「電子工作入門以前」でした。
電気科1年生が3人、発表してくれました。
1年生は初めてのビブリオバトルで、予備知識がほとんどない状態で参加してくれたのですが、持ち時間の5分を少し持て余しながらも、話の切り口や視点を変えたりしつつ、一生懸命プレゼンテーションしてくれました。
見ている側の参加者も、自然と笑顔になるような発表が揃っていました。ビブリオバトルで大切なのは、自分自身が楽しみ、笑顔で話すこと。緑峰高校でのビブリオバトルの第一目標も、“楽しく話すこと”と以前ご紹介しました。
貴重な時間を割いているのですから、段階を経て、時間を有効に使い・適切な語彙を用い・オーディエンスを巻き込む…などなど優れた技術を身につけることはもちろん必要ですが、発表者が楽しむことなしには本の魅力は伝わらないと思います。
また、発表のあとに2分間の質問タイムがあります。
本の内容を知っている人も、そうでない人も共に、発表者に
楽しく・心地よく対話してもらおうという思いが垣間見え
ました。人と人とのコミュニケーションの基本は、思いやり
や気遣い。本を楽しむことを通じて、人との温かなふれ合
いも増やしていきたいと改めて思わせてくれる会でした。
ぜひ一度のぞいてみてください。